ずっと慌ただしくて、本当に早い1年でした。【中田青渚の大切なひとり時間 Vol.15】 2022.12.13
「普段自分の考えをしゃべる機会がないんです」という中田さんのひとり時間についてお聞きする連載企画です。今回はクリスマス映画の名作『ラブ・アクチュアリー』と合わせて出演ドラマ「シて彼」のこと、そして中田さんの2022年はどんな年になったのかをお聞きしました。
ー11月15日から中田さん出演の最新作、ドラマ「私のシてくれないフェロモン彼氏(以下、シて彼)」がスタートしました!物語は中盤に差しかかっていますが、“フェロモン女”というこれまでにない役柄を演じるにあたり、どんなことを意識しているのでしょうか?
「ファンのみなさんからいただく感想は、どれも励みになっています!私が演じている榊原ひとみは、とにかく行動力がすごい女の子。渡邊圭祐さん演じる柊人(しゅうと)のことが好きすぎて、働いている会社や恋人と過ごすホテルに乗り込んだり、見方によっては“痛い子”に見えるかもしれません」
ー確かに、ひとみは普段の中田さんと正反対のキャラクターですね。
「そうですね。(笑) 私は例え嫌われもののキャラクターを演じるときでも、役を肯定するようにしています。極端な行動に共感する人は少ないかもしれませんが、私なりにひとみの良いところを見つけて寄り添い、柊人が好きという純粋な気持ちを表現するように演じています」
ー中田さんの役にかける想いを聞くと、今後の放送がより楽しみになりますね!「シて彼」と同じ恋愛作品つながりで、今月のテーマは2003年に公開されたクリスマス映画の名作『ラブ・アクチュアリー』を選びました。
『ラブ・アクチュアリー』
価格 Blu-ray ¥1,650(税込)
発売・販売元 KADOKAWA
「今回はじめて観たのですが、たくさんの登場人物がいて、複数のラブストーリーが同時進行する展開が新鮮でした。私のお気に入りは、同級生の女の子に片思いをしている男の子サムです。自分のことを見てほしい一心で毎日ドラムを練習する姿や、サムの恋愛を応援する義理のお父さんのダニエルと仲良くなっていく様子がかわいいですよね。私は小学生のときにピアノを習わせてもらったのですが、その時は習い事より遊びたい気持ちが強くなり辞めてしまったんです。そういう経験もあり、サムはすごいなと思いました」
ー恋愛を通じて成長し、早くにお母さんを亡くした悲しみを乗り越え、ダニエルと関係を深めていくサムに感動する人は多いと思います。
「あと、失恋した小説家のジェイミーと、家政婦のオーレリアのラブストーリーも素敵でした。ジェイミーがオーレリアを車で送るシーンが好きで、2人は想い合っているけれど、話す言語が違うからうまくコミュニケーションが取れない…。お互い本音を言っているのに、言語のすれ違いでなかなか距離が縮まらないことにムズムズしました。(笑) クリスマスシーズンにぴったりの作品なので、ぜひみなさんも見てほしいです」
ー最後に、中田さんにとって2022年はどんな1年でしたか?来年の抱負と合わせて教えてください。
「ずっと慌ただしくて、本当に早い1年でした。主演ドラマ「善人長屋」の撮影があり、一段落したと思ったら秋に『犬も食わねどチャーリーは笑う』の公開、それから『シて彼』の撮影。昨年は短期の撮影が多かったのですが、今年は「善人長屋」や「シて彼」など、長期の撮影が続いたので、より1年が早く感じたのかもしれません」
ーそれだけ充実した1年だったということですね!
「他にもたくさんお仕事をさせていただき、改めてファンのみなさんやマネージャーさんなど、これまで以上に周りの方に支えてもらった1年だったと思います。実は、毎年目標にしていることがありまして…。誕生日の1月6日にお仕事をして、スタッフさんや共演者の方からお祝いしてもらうのが憧れです。(笑) 間もなく次回作の撮影に入り、年明けも続くので23歳の誕生日はもしかして…?と楽しみにしています!」
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2000年、兵庫県出身。『第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014』でグランプリを受賞し、俳優デビュー。映画『君が世界のはじまり』、『街の上で』、『うみべの女の子』等出演。