“太地喜和子”さんのこと、気になります。 ― 片山萌美が目標にしている女優 2021.6.3
片山萌美です。突然ですが、皆様は女優・太地喜和子さんをご存じですか。もしご存じでしたら、どんな情報でも、気になります。
女優としてお恥ずかしい話ですが、この仕事を始めた頃の私は知りませんでした。
私が出演している舞台を見てくださった、とある業界の方より太地喜和子さんのお名前を初めて伺いました。
「片山は太地喜和子のような女優になれる」
と。
©1976 松竹株式会社
知らなかった私は、すぐに検索。太地喜和子さんは48歳の若さで亡くなられていました。
当時調べた際に観ることのできた出演作品は、
『藪の中の黒猫』と『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』の2本。
『藪の中の黒猫』はなんといいますか、妖艶な怪奇的映画。アートのような画面とセクシャルなシーンも多く、緊張しながら鑑賞したことをいま思い出しました。
それにしても、劇中での太地喜和子さんの妖艶な演技は...もう言葉にできなくて。どうしたらあの妖艶さを醸し出せるのか。と悩まされてます。
『男はつらいよ 夕焼け小焼け』ではもちろんマドンナ役。きっぷのいい女性で、笑顔も立ち振る舞いも華やかで。しかも、品があるのが印象的。
寅さんのお話は、寅さんがマドンナに毎回惚れて、しかし結ばれない。が恒例なんだけど、太地喜和子さんの回は「あれ?結ばれちゃう?」なんて思わせる話で、驚いたな。
太地喜和子さんのプライベートも豪快な方で、人々を魅了するオーラがあったそう。
美しいだけでなく、生き方さえも女優であったのだと(ネット情報だけど)感銘を受けました。
私は女優としてまだまだ精進していきたいし、まだ太地喜和子さんには遠いけれど、目標は高く!
いつか誰かに、片山萌美のような女優になりたいと言ってもらえるように、たくさんの映画にこれからも触れていきたいと思います。