片山萌美「新しい何かを求める人にオススメの映画」 ー 『食べて、祈って、恋をして』

片山萌美

定期的に観たくなる映画ってあるじゃないですか
そのひとつが『食べて、祈って、恋をして』。
英語のタイトルも
『Eat, Pray, Love』とそのままで
内容も結構そのまま。笑

©2010 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

『食べて、祈って、恋をして』あらすじ
仕事にプライベートに忙しい日々を送っていたが、心のどこかに満足しきれない思いを抱いていた。「昔はもっと毎日が輝いていたのに…」と。ある日、彼女はすべてを捨ててニューヨークからイタリア、インド、そしてバリ島へ“本当の自分”を探しに1年間の旅に出ることを決意する。

ジュリアロバーツ演じるリズが
バリのおじさんに
「旅をする、ここに(バリに)戻ってくる」

と言われるのが始まり。

なかなか愉快な夫と長い離婚調停ののち別れ、若き俳優と付き合うもうまくいかず、1年間自分を探す旅をする。

©2010 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

まずはEat(食べて)の国、イタリアは最高!
とにかく食べ物が美味しそう。
リズがトマトパスタを嬉しそうに食べるシーンが忘れられなくて
観た日は必ずイタリアンにしちゃう!
マルゲリータも1人丸ごと1枚食べるの
向こうでは当たり前なのだろうか...

イタリア人のおじさんが言うのさ
「アメリカ人は休むのがヘタ、君たちはCMで休日にビールを飲もう、といわれて飲むが、イタリア人はいわれなくても〜〜」
とここからはジョークも入ってくるけど
「何もしない喜び」
を教えてくれる。
まぁ、アメリカ人が休むのヘタなら
日本人は休みという概念がないレベルよね。笑

だから、たまには昼から美味しいビールを飲んだっていいじゃないと思わせてもらえる幸せなイタリア。

©2010 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

次はPray(祈って)の国、インド!

アシュラムで瞑想に没頭するはずが
没頭できず、思考は常に動いてしまう
全く集中できないリズに共感しちゃいます。

私も瞑想をたまにするんだけど
最初は本当に集中出来なくて、
無理じゃない?って本気で思ってた。
徐々に、ゆっくり、瞑想の時間を伸ばしています。笑

たくさん自分と向き合う時間をとり
元夫とも元彼とも、心の折り合いをつけていく。
それは辛いけど前に進むための布石。
自分と向き合うというのは、人間避けたくなる時があるけど
そんな時こそ、己と対峙しなければならないんだろうなぁ。

©2010 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

最後はLove(恋をして)の国、
バリ
に戻ってくるのです!

ここではリズが出会った人々の優しさと、リズの成長が溢れて素敵なの。
自然も美しくて、バリに行きたくなるー!

正直、Loveの部分のストーリーはあまり興味がでなかったので(私にはまだ早かったみたいです)
気になるラストまではどうぞ映画を観てね

どの国も魅力的で行きたくなるし、
出会う人がみんな素敵!
特に好きなのはインドで出会う10代で結婚しなければならない聡明な少女、素直で真っ直ぐで、絶対に幸せな生活を送ってほしい。

大どんでん返しが起こるわけでもないので
ゆったりとした気持ちで観られる映画。

これから新生活が始まる人も
少し生活に慣れて退屈になってしまった人も
気持ちよく寄り添ってくれる映画。
みんなはどの国が好きになるかしら
気になります。

©2010 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

片山萌美 女優

第44回「ミス日本ネイチャー」。グラビアで注目され、現在はTVドラマや舞台、映画と幅広く活躍中。

この連載の人気記事 すべて見る
今読まれてます RANKING