高柳明音「サンタクロースは居ます!」クリスマスムービーの名作『34丁目の奇跡』を観る 2021.12.20
高柳明音さんが、シネマスコーレ副支配人の坪井篤史さんを師匠にお迎えし、映画マスターを目指します。第三回はクリスマスムービーの名作『34丁目の奇跡』をご覧いただきました。あなたはサンタクロースを信じますか?
『34丁目の奇跡』のあらすじ
キャリア・ウーマンの独身ママと、サンタクロースを信じない6歳の少女の前に謎の老人が現れた。クリスと名乗るその老人は、自分は本物のサンタだと言う。有名デパート、コールズは彼を客寄せのサンタとして雇い入れ、彼は一躍人気者に。だが、ライバル店の陰謀によってクリスは逮捕されてしまう。彼は、気の触れた哀れな老人か、本物のサンタなのか。前代未聞の裁判が始まった。
高柳明音
たかやなぎあかね|1991年生まれ、愛知県出身。2009年にSKE48の2期生メンバーとしてデビュー。21年4月にグループを卒業し、現在は女優・タレントとして舞台、バラエティ、ラジオなど幅広く活躍中。
坪井篤史
つぼいあつし|1978年、愛知県生まれ。シネマスコーレ副支配人。小3の時に映画と映画館の神様から啓示を受け、死ぬまで映画と映画館で生きると決めたアブナイ人。
12月と言えばクリスマスですね!そこで今回は『34丁目の奇跡』をご覧いただきました。自分はサンタクロースだと名乗る老人が逮捕され、裁判にかけられてしまう…という物語ですが、高柳さんがどう感じたのかとても気になります。
サンタさんと女の子が写っているジャケットから、ファンタジーだと思って観始めたら結構リアル路線でびっくりしました。
クリスマス映画と言えばファンタジー路線が多い中で、本作はちょっと違いますよね。作品の中身にふれる前にまずお聞きしておきたいのですが、高柳さんはサンタクロースを信じていますか?
もちろんです。信じていると言いますか、居ます!(笑)
素晴らしいですね。ちょっと聞き方がむずかしいのですが、小中学生のころにお友だちとサンタさんがいる、いないのお話はしなかったですか?
しました。(笑)やっぱりクラスに必ず一人は「サンタなんていないよ!」ってわざわざ言う人がいて、毎年その時期はみんなの話題になってました。でも、枕元にプレゼントを置いているのが親だとわかってもショックはなかったです。
それはプレゼントを持ってくるからサンタなのだ、ではなくてサンタの存在そのものを信じているということですね。まさしく今回の作品の内容とも重なってくる部分になってきました。
そうです。でも本作はメインキャストの女の子がサンタさんを信じていないところから始まりますよね。すごく現実的で、夢あふれる物語じゃないの!?と冒頭でびっくりさせられました。
撮影:森山貴史(高柳明音、坪井篤史)
文:永井勇成
※今回のコラムを含む、ミニシアター限定のフリーマガジン「DOKUSOマガジン」12月号についてはこちら。
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1991年生まれ、愛知県出身。2009年にSKE48の2期生メンバーとしてデビュー。21年4月にグループを卒業し、現在は女優・タレントとして舞台、バラエティ、ラジオなど幅広く活躍中。